「米沢牛を仕入れたいのですが、牛タンやホルモンも一緒にお願いできますか?」
卸や法人のご注文相談をいただく際、こうしたご質問を受けることがあります。焼肉業態で米沢牛の精肉を使いたい、あるいは贈答用のセットにタンも入れたい——そういうご要望は、ごく自然な発想です。でも実は、この質問には「米沢牛という品種の仕組み」をきちんと理解しないと答えられない背景があります。
この記事では、初めて米沢牛の仕入れや卸相談をお考えの方に向けて、「なぜタン・ホルモンが米沢牛として扱えないのか」という根本の話から、当店の品質管理の考え方まで、順を追って丁寧にお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ 米沢牛の仕入れや卸相談を初めて検討している方
- ✅ 牛タン・ホルモンも合わせて注文できるか知りたい方
- ✅ 米沢牛の格付け基準と取扱品目の実情を理解したい方
- ✅ ギフトや法人贈答で米沢牛を安心して使いたい方
- ✅ 贈り物の熨斗・表書きなどの相談先を探している方

「タン・ホルモンも米沢牛として扱えますか?」——その答えと理由
まずここを、はっきりお伝えします。当店では、牛タン・ホルモン・内臓系の部位を「米沢牛」として販売・卸対応することはできません。これは当店の仕入れ方針の問題ではなく、米沢牛というブランド牛の認定制度そのものの仕組みによります。
米沢牛は、公益財団法人米沢牛銘柄推進協議会が定める基準を満たした牛だけに与えられるブランドです。具体的には「黒毛和種・未経産雌牛・生後33ヶ月以上の長期肥育・山形県米沢市周辺での肥育」という条件に加え、格付けは「枝肉(えだにく)」の状態で行われます。
枝肉とは、解体後に頭・足・内臓などを除いた胴体部分のことです。つまり格付けの対象となるのは、精肉として切り出されるリブロース・モモ・ランプといった部位のみ。牛タンや内臓は、その格付け対象の「外」に位置するため、たとえ米沢牛として育てられた同じ牛のものであっても、「米沢牛の牛タン」とは表記・販売できません。
焼肉店やお肉の卸業者とやり取りをされてきた方は、「牛タンも含めて注文できるだろう」と思われることが多いのですが、ブランド牛の世界ではこの区分がとても厳格です。これはルールを守ることがそのまま、お客様への誠実さに繋がると考えているからです。
タン・ホルモンが扱えない理由は分かったけれど、「では実際に何をどう頼めばいいか」がまだ整理できていないかもしれません。年2回発行の紙カタログでは部位・量目・価格帯を一覧で確認でき、のしや贈答マナーの相談も個別に受け付けています。カタログ請求は無料で、購入義務もありません。
では、米沢牛として扱える部位はどこまでか
当店でお取り扱いできる「米沢牛」は、精肉として認定される部位のみです。代表的なものを挙げると以下のとおりです。
- リブロース・サーロイン:霜降りが入りやすく、すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキに最適
- モモ・ランプ:赤身の旨味が楽しめる部位。焼肉やステーキに向きます
- カタロース・バラ:焼肉・すき焼き用として人気があります
また当店では精肉の小売だけでなく、自社工場での加工品製造も行っています。米沢牛入りのハンバーグ、米沢牛を糀味噌に漬け込んだ「黒牡丹(牛肉の味噌こうじ漬)」、さらに常温保存できる米沢牛入りさらみなど、精肉とは異なる形で米沢牛を楽しんでいただける商品も揃えています。
「タン・ホルモンはないけれど、加工品を合わせてセットにしたい」というご要望にも、できる限りお応えしていますので、まずはご相談ください。
なお、部位や量の選び方については和牛の詰め合わせを注文する前に知っておきたい、部位と量の選び方でも詳しく解説していますので、あわせてご参考にしてください。
✓ ここまでのポイント
- 米沢牛の格付けは「枝肉」が対象のため、タン・ホルモンは米沢牛として認定・販売できない
- 当店で取り扱う米沢牛は、精肉(リブロース・モモ・ランプ等)と自社製造の加工品のみ
- 加工品(ハンバーグ・味噌こうじ漬・さらみ等)を合わせたセット対応の相談も可能
「精肉と加工品を組み合わせてセットにしたい」という相談は、ECサイトからでも対応できます。すき焼き・焼肉・ステーキと用途に合わせた商品ラインナップが揃っており、無料のし・メッセージカードのギフト対応も注文時に選べます。10,000円以上で送料無料です。
品質管理の実情——なぜ米沢牛専門店に聞くと安心なのか
当店・米澤紀伊國屋は1967年(昭和42年)の創業から59年、2012年には日本食品衛生協会会長賞、2017年には食品衛生優良施設として厚生労働大臣表彰をいただきました。これは施設・工程・記録管理すべてを含めた「衛生管理の積み重ね」によるものです。
代表の佐藤は日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)食品工学科を卒業後、株式会社ロック・フィールドにてシャルキュトリー(食肉加工)と生産管理を経験。現在は山形県食品衛生協会副会長、置賜地区食品衛生協会会長を務め、食品衛生管理者・食品衛生指導員の資格を持つ立場から日々の品質管理に向き合っています。
「肉の切れない肉屋の社長」と自ら笑い飛ばすこともありますが、食品の安全に関しては32年以上の現場経験と複数の公的資格に裏打ちされた真剣なこだわりがあります。精肉は冷蔵(4℃以下)で4日、冷凍(-15℃以下)で30日。加工品は冷凍(-18℃以下)で90日。それぞれの状態に合わせた保管・配送ルートをヤマト運輸との連携で管理しています。
また、米沢牛には個体識別番号が付与されており、どの牛の肉かを追跡できる仕組みが整っています。お取り寄せや卸のご注文であっても、この産地証明は変わらず提供できます。
贈り物・法人ギフトとして注文するときの「見えない安心」
卸相談や法人ギフトの文脈で、もう一つよくいただくのが「熨斗や表書きはどう対応してもらえますか?」というご質問です。
当店ではのし・表書きへの対応を無料で承っています。「お中元」「御礼」「内祝い」といった一般的な表書きはもちろん、贈る相手や場面に合わせたオリジナルの文面もご相談いただけます。
「のしや表書きの相談にのってくれる」
ご利用者様(複数のご注文者様からのご感想)
高価なお肉を贈るとき、包装や表書きの一手間がその品の価値を引き立てます。「相手の会社名が長くて表書きに収まるか心配」「お供え物として贈るが、適切な書き方が分からない」——そうした細かい悩みこそ、直接お電話でご相談いただけると、より的確にお答えできます。
法人の贈答用途については、法人の手土産を注文するなら——用途別に見る米沢牛ギフトの選び方も参考にしていただけます。また、はじめての方が気になる疑問については米沢牛ギフト相談でよくある質問にまとめていますので、ご覧ください。
まとめ——「全部一緒に頼める店」ではなく「米沢牛を誠実に扱う店」として
牛タンやホルモンを一緒に、というご要望に「できません」とお伝えするのは、正直、商売上は不便な話かもしれません。でも、「米沢牛」という名前が持つ価値は、その格付け制度の厳格さに支えられています。精肉以外を「米沢牛」として扱わないことは、ブランドへの敬意であり、お客様への誠実さだと考えています。
「扱えないものはない」と言う代わりに、「扱えるものについては誰にも負けない品質と対応で」——それが米澤紀伊國屋の立場です。
仕入れ・卸の相談、法人ギフトの注文、のし・表書きのご要望など、まずはお気軽にお電話ください。
フリーダイヤル: 0120-45-2260(月・火・木〜土 11:00〜17:00)
米沢牛として認定された精肉と、自社製造の加工品——この記事で紹介した品目を実際に確認したいときは、ECサイトで24時間注文できます。個体識別番号による産地証明付きで、全国どこへでも冷凍・冷蔵配送に対応しています。


