「冷凍しておけば大丈夫だろう」と思っていたのに、いざ解凍してみたら色が変わっていた。焼いても何となく風味が物足りない気がした——そんな経験をお持ちの方は、意外と多いのではないでしょうか。
あるいは、こんな悩みを持って検索してくださった方もいらっしゃるかもしれません。
- 「冷凍庫に入れておけば何ヶ月でも大丈夫?」
- 「ドアポケットと奥の棚、どちらに入れればいい?」
- 「冷蔵品と常温品を一緒に頼んだら、別々に届いてしまって受け取りが大変だった」
- 「通販で取り寄せた冷凍肉が、到着時に少し溶けていて不安だった」
今回は、米沢牛専門店・米澤紀伊國屋の社長、佐藤 知由が直接お答えします。日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)食品工学科を卒業し、株式会社ロック・フィールドでシャルキュトリーの生産・品質管理を経験。その後32年にわたって米沢牛の精肉・加工品に携わってきた現場目線で、冷凍保存の温度管理と「まとめて受け取りたい」という声へのお答えを、丁寧にお伝えできればと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ 和牛を冷凍保存する際の正しい温度を知りたい方
- ✅ 冷凍肉の保存期間や品質劣化のタイミングが気になっている方
- ✅ 通販でお取り寄せした際、常温品と冷蔵品を一緒に受け取りたい方
- ✅ ギフトで米沢牛を贈る予定があり、届いた後の保存方法まで相手に伝えたい方
- ✅ 解凍後の品質に不安を感じたことがある方

冷凍保存に「とりあえず」は通用しない——温度帯の話から始めます
まず最初に確認しておきたいのが、冷凍庫の設定温度です。家庭用冷凍庫の多くは「−18℃以下」を維持することを前提に設計されていますが、ドアの開閉が多い環境や、物を詰め込みすぎている庫内では、実際の温度がそれより高くなっていることがあります。
当店でご案内している加工品(ハンバーグなど)の推奨保存温度は「−18℃以下で90日以内」です。ただしこれは「その温度が安定して保たれた場合」の目安であって、温度が上下を繰り返す環境では、表示期限よりずっと早く品質が落ちることがあります。
佐藤が特に気にしているのが「温度変動」です。「一度溶けかけて、また凍った肉は、組織が傷んでいる。ドリップが出やすくなるし、旨味も逃げる。同じ−18℃でも、安定した−18℃と、波のある−18℃ではまったく別物です」と話しています。
精肉(生の状態)の場合は、冷蔵(4℃以下)で4日、冷凍(−15℃以下)で30日が当店の目安です。和牛の旨味を損なわずに楽しむためにも、「長期保存には冷凍すればいい」という割り切りより、なるべく早めに召し上がっていただくことをお勧めしています。
牛肉の冷凍保存を素材の観点から考える詳しい手順も、あわせてご参照いただけると、より具体的なイメージが持てると思います。
「温度管理は分かったけれど、実際に通販で注文するとき、ギフトの梱包や表書きをどこまで相談できるのか」と気になっていませんか。カタログ請求と同時に、贈る相手に合う部位・予算・のし表書きを個別に相談できます。購入の義務はなく、フォームまたはお電話で無料でご相談いただけます。
家庭の冷凍庫で「鮮度を守る」ために、実践してほしい3つのこと
専門的な話を続けましたが、実際に家庭でできることはシンプルです。佐藤がお客様によくお伝えしている3点を整理します。
① ドアポケットには入れない
ドアポケットはドアを開けるたびに外気にさらされ、温度が上がりやすい場所です。和牛は庫内の奥、できれば冷気の吹き出し口に近い位置に置いてください。
② 袋の空気をしっかり抜く
酸化が風味劣化の大きな原因のひとつです。当店の商品は出荷時に適切な状態で梱包していますが、開封後に残った場合は、ラップで密着させてからジッパー付き保存袋に入れ、できる限り空気を抜いた状態で冷凍してください。
③ 解凍は冷蔵庫内でゆっくりと
急いで流水解凍したり、電子レンジを使うと、肉の細胞が傷みやすくなります。前日の夜に冷蔵庫へ移しておく「低温ゆっくり解凍」が、ドリップを最小限に抑える最も手軽な方法です。
なお、保存シートの選び方が和牛の賞味期限に与える影響についても詳しく解説した記事がありますので、保存環境全体を見直したい方にはお読みいただく価値があると思います。
✓ ここまでのポイント
- 冷凍庫の「温度の安定性」が品質を左右する。設定温度だけでなく、置く場所・庫内の詰め込み具合も確認を。
- 精肉の冷凍保存目安は−15℃以下で30日、加工品は−18℃以下で90日。ただし温度変動がある環境ではその限りではない。
- 解凍は冷蔵庫でゆっくり。空気を抜いた密封保存で酸化を防ぐことが基本。
常温品と冷蔵品を同梱できるかどうか、実際の商品ラインナップと照らし合わせて確認したいところですね。自社ECサイトでは、すき焼き・ステーキ・加工品など用途別に商品を選べるうえ、個体識別番号による産地証明も確認できます。10,000円以上のご注文で送料無料、24時間注文受付です。
「常温品と冷蔵品、一緒に届けてほしい」——この声に、当店はこう答えています
通販で米沢牛をお取り寄せいただくお客様から、時折こんなご要望をいただきます。「ギフトで頼んだんですが、常温のものと冷蔵のものが別々に届いて、受け取りが2回になってしまった」と。
受け取る側にとって、配送が複数に分かれることは確かに負担です。在宅している時間に合わせて待つ必要があり、再配達の手間が増えることもあります。特にお歳暮やお中元などのギフトシーズンには、送り先のご事情もさまざまですから、「なるべく1回で受け取れるようにしたい」というお気持ちは、当店もよく理解しています。
当店の方針としては、商品の品質に悪影響がないと判断できる範囲で、常温品と冷蔵品を同梱発送することを検討しています。ただし、温度帯の指定(「絶対に冷蔵で」「常温扱いで」など)はお客様側からご指定いただくことは難しい状況です。どの組み合わせで同梱できるかは、当店スタッフが商品の状態を確認した上で判断しています。
「受け取り回数を減らしたい」「ギフトをまとめて届けたい」というご希望がある場合は、ご注文の際にお知らせいただくか、事前にご相談ください。できる限りご希望に沿える方向でご案内します。
佐藤が大切にしていること——「手間をかけるのはお客様ではなく、私たちの側」
佐藤は朝ランニングを習慣にしており、出張先でも早朝に走り出す人です。フルマラソンを東京・大阪・京都・北海道など各地で完走してきた経験から、「準備を怠ると本番で必ず出る」という感覚を大切にしています。それは商品の管理にも通じると言います。
「お客様が受け取って、冷凍庫に入れて、解凍して、食卓に出すまで——その全部がうまくいって初めて、私たちの仕事は完結する。途中で何か不安なことがあれば、それは私たちが詰めきれていない部分です」
この姿勢は、ギフト対応の場面でも表れています。のし・表書き・メッセージカードの相談を丁寧に受けることも、その一環です。
「のしや表書きの相談にのってくれる。細かいところまで気を配ってくれて、安心して任せられました」
50代・女性(お歳暮ご利用のお客様)
贈る相手のことを思って選ぶギフトだからこそ、「届いた後のこと」まで一緒に考える。それが当店の姿勢です。クール便の梱包と温度管理の裏側についても別の記事でご紹介していますので、配送品質が気になる方はあわせてご覧ください。
まとめ——鮮度を守る保存管理と、受け取りの手間を減らすための相談を
和牛の冷凍保存で大切なのは、設定温度そのものよりも「温度の安定性」です。ドアポケットを避け、空気を抜いて密封し、解凍は冷蔵庫でゆっくりと——この3点を守るだけで、自宅での保存品質はずいぶん変わります。
また、「常温品と冷蔵品をまとめて受け取りたい」というご希望については、品質を損なわない範囲で当店が同梱の可否を判断してご対応しています。温度帯の指定はできかねますが、「なるべく1回で届けてほしい」というご希望は、注文時にお伝えいただければ、できる限り配慮します。
ご不明な点は、お電話でも承っています。受け取り方法や梱包のご相談も、どうぞ遠慮なくお声がけください。
☎ 0120-45-2260(営業時間:月・火・木〜土 11:00〜17:00 / 水・日・祝休業)
受け取り回数を減らしたい・保存方法まで安心して任せたい、そう感じているなら、まず商品ページで実際の内容量・保存温度・ギフト対応の詳細を確認してみてください。無料ののし・メッセージカード対応、産地証明つきの米沢牛を、全国どこからでも注文できます。


